【設備投資】レーザー加工機の導入で生産効率アップ【工場】
三松は、仕分け機構を搭載した新たなレーザー加工機を導入し、自動化・省力化を加速する。板金加工・組み立て専用の本社工場にアマダ製のファイバーレーザー加工機「VENTIS―3015AJ」を1台導入。切断・ブランク(抜き)加工の自動化と省人化につなげる。
総投資額は新型の加工機本体とフォークパレットチェンジャーなどの付帯設備、夜須工場への移設費用などを含め2億円。
難削材のチタンも加工できることから今後は航空・宇宙機器分野も狙う。「扱えるサイズは従来比1・7倍になり、回転させながら切っていけるので部品加工能力は25%増を見込む」(田名部社長)。
電気代やレーザーガス料金のランニングコストは同7割減となり、年間数百万円が浮く計算。本社工場のオペレーターは1人減員の4人となる。
三松は半導体製造装置分野が主力。医療や食品加工機械、包装機械などステンレス製を中心とした加工品に強みを持つ。