ロボット

【生産】検査員はもういらない!?【向上】

三鎮工業は、ロボットを組み込んだ検査システムなどを導入し、精密挽物部品製造の生産性を10%高めた。 検査システムはファナック製のロボットが部品を検査装置に投入し、カメラを用いた外観検査後、出荷用トレーに移す。部品上下と内外側面のキズの有無、部品高さを検査する。従来、検査員2人が目視検査していた工程を自動化した。
設計開発

【RPA】オンライン申請の救世主!?【開発】

10万円の特別定額給付金を市民へスムーズに支給するため、独自のオンライン申請システムを導入した。 三島市は電子申請などの機能を備える静岡県内の自治体向けシステム基盤を使い、独自のオンライン申請システムを3日で開発した。
ロボット

【研究開発】滑空する水中移動ロボット!?【実用化】

【福島】福島大学の高橋隆行共生システム理工学類教授と情野瑛特任助教のグループは、飯田製作所(横浜市泉区)、NECプラットフォームズ(東京都千代田区)、協栄精機(福島県南相馬市)など7社と連携し、水深100メートルまでグライダーのように“滑空”する水中ロボット用の超小型浮力調整機器の実用化にめどをつけた。 20年度完成を目指すG―TURTLEは、モーターでピストンを出し入れして超小型浮力調整機器の体積を変え、浮き・沈みしながらグライダーのように水中を滑空する。 T―TURTLEと同じ蓄電池でも10倍の長さの距離で運用できる。大きさは1辺50センチメートル程度、重さは30キログラムとT―TURTLEより大幅に軽量化する。
サービスロボット

【ロボット技術】最新技術でコロナ禍の終息へ【医療現場】

新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、世界中でさまざまなロボティクス技術が導入されている。感染拡大が深刻なイタリアでは遠隔操作で患者の容体を確認できるロボットが、米国やデンマークでは独自の紫外線パルス光によって医療現場を殺菌するロボットが病院などで活躍している。 一方、外部空間については消毒液を噴霧するロボットや無人デリバリーを行うロボットなどがスタート。 院内感染をロボティクスによって予防する技術は価値ある行動変容となる。医療分野でのロボティクスや人工知能(AI)の導入は、手術精度の向上であったり画像診断をより緻密にしたり、といったメリットがある。 日本においても東日本大震災時では遠隔操作ロボットによる調査から始まり、除染作業、配送といった分野でロボットが活躍したことは記憶に新しい。今後のロボティクスに期待されることは、高頻度に手が触れたり、ウイルスの付着リスクの高い表面領域を検出するようなAIなどを活用したロボットによるセンシング技術が重要と考える。 これらのウイルスを検知して違う作業ロボットを連携することで人間への被害を最小限にとどめることで、医者や看護師がこれまで通りに活躍することができる。小型ロボットやマイクロロボット、スワームロボティクスのような新しい技術により、ウイルスによって汚染された物質表面を継続的に清掃・防除・消毒することがサイクルとして望まれる。
サービスロボット

【コロナ対策】自立走行型消毒作業ロボットの拡販【公共施設】

サイバーダインは空港や航空会社向けに、自律走行型の消毒作業ロボットを拡販する。同ロボットはエリア内を自動走行し、2時間で3000平方メートルを消毒できる。 サイバーダインは消毒作業ロボットをレンタルし、料金は保守・メンテナンス込みで月10万円(消費税抜き)。本体頂上部に、手すりやソファなどへ消毒液を噴霧する機構を取り付けた。 旅客が大勢行き交う中でも適切に回避動作を行いながら走行できる。床面に経路を示すテープや標識を貼る必要がない。
ロボット

【協働】三菱電機から多関節型ロボットが発売【お助け】

三菱電機は2020年5月21日、協働ロボット「MELFA ASSISTA」を発売した(ニュースリリース)。MELFA ASSISTAはアーム上面に専用の操作ボタンを搭載し、簡単に教示作業(ティーチング)できる。ロボット本体は動作自由度6の垂直多関節型で、可搬質量は5kg。 本体質量は32㎏である。 アーム上の操作ボタンではロボットの動作を指示し、その記録・再生作業を実行でき、アームを動かして位置を記憶させるダイレクトティーチングも可能だ。これによって、入力・走査装置(ティーチングボックス)が不要になった。  アーム上に稼働状態を表示するLEDライトも備え、状態表示装置が不要になる。  同社は併せて、プログラム作成ツール「RT VisualBox」も発売した。タブレット端末上のタッチ操作によって、ブロック図を用いた直感的なプログラム作成ができる。動作環境はWindows。
サービスロボット

【搬送】ホテル内でのロボット活用の実態【お助け】

ciRobotics(シーアイロボティクス、大分市、小野俊二社長、097・576・8181)は20日、大分県が新型コロナウイルス感染症患者の宿泊療養施設として借り上げているホテルで、患者向けに食事配送などを行う無人搬送ロボットの実証実験を公開した。 ロボットはタブレットで入力された指示内容に従い、センサーを使って施設内の反射テープの上を走行。個室の前に停止し、弁当を届けるほか、室内のゴミを回収する。 Doog(ドーグ、茨城県つくば市)製の運搬ロボットを活用し、ciRoboが運用システムを構築した。
サービスロボット

【純国産】大阪の町工場から生まれたハイブリット型ドローン

エアロジーラボは14日、搭載パーツを全て日本製で構成する“純国産”の飛行ロボット(ドローン)の試作機「エアロレンジ・プロ」を開発したと発表した。米中貿易摩擦など調達リスクが高まる中、純国産の信頼性をアピール。 オープンイノベーション拠点を運営する成光精密(大阪市港区)、量産化を支援するコバシロボティクス(岡山市南区)、試作から量産まで包括的にベンチャーを支援するリバネス(東京都新宿区)と連携。 エンジンと電気モーターを組み合わせるハイブリッド型ドローン。同分野での純国産化は業界初。
生産設備

【設備投資】レーザー加工機の導入で生産効率アップ【工場】

三松は、仕分け機構を搭載した新たなレーザー加工機を導入し、自動化・省力化を加速する。板金加工・組み立て専用の本社工場にアマダ製のファイバーレーザー加工機「VENTIS―3015AJ」を1台導入。切断・ブランク(抜き)加工の自動化と省人化につなげる。 総投資額は新型の加工機本体とフォークパレットチェンジャーなどの付帯設備、夜須工場への移設費用などを含め2億円。 難削材のチタンも加工できることから今後は航空・宇宙機器分野も狙う。「扱えるサイズは従来比1・7倍になり、回転させながら切っていけるので部品加工能力は25%増を見込む」(田名部社長)。 電気代やレーザーガス料金のランニングコストは同7割減となり、年間数百万円が浮く計算。本社工場のオペレーターは1人減員の4人となる。 三松は半導体製造装置分野が主力。医療や食品加工機械、包装機械などステンレス製を中心とした加工品に強みを持つ。
サービスロボット

【インフラ】都内でロボットによる点検整備を実施【お助け】

都のロボ産業支援策を技術面で担うのが東京都立産業技術研究センター(都産技研、東京都江東区) 16年にはテレコムセンタービル(同)内に「東京ロボット産業支援プラザ」を開設。ロボの走行性能と安定性の評価が可能な「傾斜路走行試験装置」や、衝突時の耐久性や安全性の評価が可能な「衝突安全試験機」などの設備や機器を提供。 サンリツオートメイション(東京都町田市)が開発した「モジュラー型オールインワン調査点検ロボットシステム」は、道路インフラの側溝などの歪みの有無を検査するほか、地下空間内の状態確認や定期点検での劣化確認を任務とする。 レスキューロボの技術を応用して作られたクローラー式駆動装置で堆積物を乗り越え、きめ細かい点検が可能。機動力も高い点検ロボとして活躍が期待されている。 寺岡精工(同大田区)の自律走行式ピッキングカートは、倉庫や工場の地図を取り込み、無駄のない走行によりピッキング作業時間を効率化。 ロボシステムインテグレーター(SIer)のカンブリアン・プロジェクト(同品川区)が、都産技研で開発した安全な自律移動案内ロボ「Libra」を岐阜県大垣市役所用にカスタマイズ。